« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »

2009年12月の記事

2009年12月31日 (木)

大晦日

ブログを初めてから初めての年越しです。今年のできごとの中で一番大きいのは、このブログ開設かもしれません。

自発的なことはそれくらいですが、外から降りかかったできごととしては、7月の集中豪雨による災害がありました。長期に及ぶ断水には苦労しました。あんな経験は二度としたくないけれど、一度くらいならしてみるのも悪くありません。いろんなことが実感として分かるようになります。水の重さとか、日ごろの快適さとか、助け合いの有り難みとか、人のわがままとか。

今年最後の朝は斜めに降る雪で始まり、どんな荒れ模様になるかと心配しましたが、午後から回復したおかげで、地面に雪は積もっていません。でも、空気は冷たくて、ストーブで温めた部屋にいるというのに、指がかじかみ、さっきから何度もミスタッチをしています。

あと2時間もすれば来年です。新年のご挨拶は、太陽が高く昇ってからすることになると思います。

では、皆様、良いお年をお迎えください。

2009年12月30日 (水)

カーテンコール

ミュージカルについて、改めて書こうと思っていたのは「吉田松陰について」だけではなかったのでした。

山口のお客さん、席を立つのが早すぎます。最後の幕が下りて……でも、高杉くんが幕の前でまだ台詞をしゃべっているのに、ごそごそと動きだす人がいる。そこで待っていた人たちも、それが終わったら、「それじゃ」とばかりに出て行こうとする。でも、まだカーテンコールがあるんです。

それからが一つのショーのようなものでした。キャストがそれぞれの登場順や役割順にふさわしい順番や組み合わせや踊り(または仕草)で、音楽に合わせてあいさつに登場し、去っていきます。そして、最後に松下村塾の若者たちが現れ、高杉と久坂が現れ、吉田松陰が登場して、いったんは舞台を去った全キャストが再登場してフィナーレ。改めてミュージカルの最初から最後までが思い起こされます。これを見ずに帰るだなんて、もったいない。

松陰先生が好きだから見に来た、と言う人は観劇に慣れていないのかも知れませんが、高校演劇部かつアマチュア演劇サークル出身で、作る側に立ったことのある人間としては残念です。それに、周りの客として興ざめでもあります。

こういうところが、山口の人間は田舎者なんじゃ!

2009年12月29日 (火)

「SHOWIN 若き志士たち」に寄せて

先週の水曜日に観に行ったミュージカルについて、そのうち書くようなことをいいながら、書いていませんでした。年内に、もう一言。

公募で集まった一般市民(熟練者も含む)のミュージカルとはいいながら、山口市民会館の大ホールが埋まっていたのは、一つには吉田松陰が題材になっていて、観客が地元の山口県民であったということが理由に挙げられるでしょう。

自分たちの直接の先祖の歴史ですから、とくべつ明治維新を意識している人間でなくても、いざ目の前で見せられると、胸が躍り、血が騒ぐところがあります。

近世以降の人物で、吉田松陰ほど、人によって見る目が異なる人物もないだろうと思います。

(1)崇拝派:「松陰先生は偉大な方だ。日本が困難な時代を迎えていたとき、命をかけて国を憂い、松下村塾で優れた人材を育てて、国の礎を築かれた。先生の教育が近代日本を作ったのだ。その精神が戦後教育の誤りのために失われつつあるのは誠に残念だ。」

(2)嫌悪派:「吉田松陰の教えを受けた明治の政治家たちによって、日本は間違った道を歩むことになった。日本が植民地支配に乗り出した背景には松陰の思想がある。吉田松陰を好きだという人間は、古い価値観に縛られた、軍国的な国粋主義者だ」

(3)敬愛派:「吉田松陰は先見的なものの見方ができる青年で、すぐれた教育者だった。時代的な制約があるので、現代社会において松陰の思想の全てを鵜呑みにすることはできない。だが、広く世界を視野に入れて日本の将来を考え、身分に関わらず人材を育て、わが国が困難な時代を乗り切る力を与えた。枝葉末節の欠点をあげつらうことはできるが、それは戦前に神様扱いされたことへの反動であり、松陰の思想の根本は否定されるべきではない」

私自身は(3)の立場であり、ミュージカルも基本的に(3)の視点から作ってあったと思います。

一時期、明治維新が賞賛されすぎたせいか、近ごろはあまり人気がないようです。新撰組や白虎隊を語るとき、長州は敵役になります。けれども志士たちは歴史的に勝者の側に立つことになると知って動いていたわけではありません。それどころか、一寸先の運命が分からない状態で、時の権威である幕府に命懸けで抵抗していたわけです。

高杉晋作も久坂玄瑞も、道半ばで亡くなりました。彼らはその後の日本がどうなったか知りません。たまたま命を長らえた志士たちが明治の元勲となり、長州は勝っていい目を見たかのような印象を、後世に残すことになりました。

松陰の言葉や行動には現代人でも心をうたれるものがあり、それらが若い人から顧みられなくなるのは非常に惜しいと考えてしまいます。愛国的、保守的な若者ではなく、たとえば上記の(2)のような考え方をする若い人に、別の角度から見た吉田松陰を知って欲しいと願う私は、やっぱり「長州人」でしょうか。

2009年12月23日 (水)

ミュージカル 「SHOWIN 若き志士たち」

友人と山口市民会館で催された創作ミュージカル「SHOWIN 若き志士たち」を観てきました。吉田松陰と松下村塾の門下生たちを、激動の時代の若者群像として描いたものです。(吉田松陰は処刑されたとき数え年の30歳、実年齢はまだ20代でした)

アマチュアの舞台なので技術的には不十分なところもありますが、全体を通してみると感動的でした。プロの演技でも感動しないときはしない。アマチュアでも心を動かす舞台が作れる。おもしろいものです。

いろいろ書きたいのだけれど、思うことはいっぱいありすぎて、とても書き切れそうにありません。また、日を改めて、言葉にしたいと思います。

来年の2月11日に世田谷区民会館でこのミュージカルの公演があるそうです。

2009年12月19日 (土)

雪の日

とうとう山口市も雪の日を迎えました。今週の半ばころから雪のちらつく日はありましたが、雪の日というほど降ったのは、今日からです。

午後5時半現在、路面に雪が積もっていないようなので、明日の朝の出勤はたぶん大丈夫でしょう。(日曜だけど、仕事です)

昼間でもストーブの前からなかなか離れられませんでした。座ってできることは限られているので、いつになく読書がはかどりました。

ついさっき、ル=グウィンの最新刊『ラウィーニア』をほとんど読み上げたところです。欧米の人にとってローマ建国前を扱った物語というのは、おそらく、アジア人が中国の夏王朝の歴史を読むような感じなのでしょうね。

2009年12月13日 (日)

パークロードの紅葉を見逃しました

今年は去年の3倍くらいの早さで時間が過ぎていくような気がしています。

10月頃には、もっと寒くなってパークロードの銀杏並木が色づいたら、写真にとってアップしようと考えていたのですが、そのころ近くに行く機会がなくて、チャンスを逃してしまいました。今年の悔いの残るできごとの一つです。

パークロードは県立図書館や美術館がある界隈の整備された道で、日本の道100選にも入ったということです。

来年の秋、うっかりしていなかったら、色づいた木々の様子をお目にかけます。

2009年12月 5日 (土)

岡田淳「こそあどの森の物語」新刊『霧の森となぞの声』

「こそあどの森の物語」の最新刊『霧の森となぞの声』が気がついたら既刊となっていました。

近いうちにでるらしいとは知っていたのですが、11月刊行だったようです。

ル=グウィンの新刊『ラウィーニア』も図書館で予約の順番が回ってきました。読みたい本がいっぱいあって、なかなか忙しいです。

今年はあと10冊くらいで年間読書量200冊を超えます。これはほぼ確実に達成可能でしょう。病気にでもならなければ。

冊数の問題ではないけれど、たくさん読める環境・状態になったことはうれしいです。

もっとも、某図書館のベテラン男性司書によりますと、年間300冊以上読む人が読書家であって、そこまで読まない人は自分は読書家とは思わない、ということでした。(関係者相手の談話なので、一般のお客さんに向かって言ってるのではないですが。それくらい勉強しろよ、ということなのでしょう)

某氏に読書家と認めてもらうには、道のりは遠いです。別に認めてもらうことを目指している訳じゃないですけど。

2009年12月 1日 (火)

新刊情報をキャッチ

お薦めの本の一つである『船に乗れ!』の第3巻(最終巻)が最近刊行されたようです。第1巻はすがすがしく、第2巻は辛く、第3巻は感動の結末になるというのが3部構成のありがちなパターンだと思いますが(『一瞬の風になれ』はこのパターンでしたが)、さて、この話はどう運ばれていくでしょうか。読むのを楽しみにしています。

『チームふたり』『チームあした』に続いて『チームひとり』という本が出版されたようです。シングルスということでしょうか。『チームふたり』というタイトルは絶妙のネーミングだと思いましたが、『ひとり』はどうなんでしょうか。実際に読んでみないと、どれだけ内容を言い当てているか分からないけれども。

ル=グウィンの新しい作品が出版されました。有り難いことです。ご高齢にもかかわらず旺盛な仕事ぶりを見せてくれるル=グウィンさんも、それをいち早く翻訳してくれる訳者さんにも出版社にも感謝します。

以上、新刊情報でした。

« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »

2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

自サイトへのリンク

メールはこちらから

  • 連絡やお問合せにどうぞ