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2010年1月26日 (火)

訃報:北森鴻 氏

昨日、山口市在住のミステリー作家、北森鴻さんが亡くなりました。

同じ市内に住んでいても全く面識のない方です。2008年の秋に山口市立小郡図書館が開館(旧小郡町の図書館が再開館)した際、記念イベントで講演をされていますが、残念ながら、私は勤務中で聞いておりません。ただ、とても清々しい振る舞いの方だったと人の噂に聞いています。

辿ってきた道はずいぶん違いますが、私は北森さんと同い年にあたります。しかも、生まれた市(下関市)までいっしょで、現在住んでいる市(山口市)もいっしょ。40代で心不全だなんて、信じられない思いです。

にわかに追悼の思いでインターネットを検索していたら、1996年に学習雑誌「小学3年生」に子ども向けの探偵小説「ちあき電脳探偵社」を連載されていたと知りました。デビューがその前年ですから、初期にはそういう仕事もされていたのですね。

「ちあき電脳探偵社」については、復刊リクエストにも出ていました。一度も単行本になっていないので「復刊」というのはあたりませんが、その年度にちょうど3年生だったという限られた読者層の中から、本の形でもう一度読みたいという声が上がってきているのは、作家冥利に尽きることだと思います。それも、「亡くなったニュースを知って」ではなく、そのずっと前から出ていたのですから。

「ちあき電脳探偵社」の一部は、単行本『パンドラ’Sボックス』(カッパノベルズ)の中に収録されているそうです。あちこちに発表した短編と短編の間にエッセイが挟まれていて、それもまた面白いらしく、せめてその本でも読んでみたいと思います。

代表作は他にありますが、私は児童文学畑の人間なので、それが一番ふさわしい悼み方のような気がします。

公式サイト「酔鴻思考」でも、掲示板に次々と読者の惜しむ声が寄せられています。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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