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2010年3月13日 (土)

有川浩『シアター!』

近ごろ読んだ本の中で、有川浩『シアター!』は感想を述べてみたくなる本の一冊です。

今回は、大人になっても演劇をやっている人たちの話。学生で演劇をやるのは環境としては困難ではありませんが、社会人がやるのはなかなか難しいものです。なにより、仕事とどう両立させるか。結局、アルバイトと併用するとか、融通の利く職場に勤めるとか、その道のプロになるとかいった方法しかありません。

自分自身、社会人になってもアマチュアで演劇をやっていた人間なので、身につまされるところが多々ありました。ここまで大がかりな芝居はやっていませんでしたが、舞台を作っていくときの感情は分かります。作者自身はこの作品のために取材して初めて演劇の世界に触れたようですが、どうしてこんなに舞台を作っていく人たちの気持ちが分かるのだろう、と思いました。

この人の本は『図書館戦争』のシリーズと『シアター!』しか読んでいません。つまり、自分の興味のある世界を描いたものしか読んでいないわけですが、どちらも当事者ではないのに当事者ではないかと思わせるくらいに取材して、夢中で読んでしまうエンターテイメント作品になっていました。

『シアター!』はこの1作でもきちんと完結した作品となっていますが、恐らく編集者と読者がこれで終わりとなるのを承知せず、シリーズとして刊行されるのではないかと想像しています。

シアター! (メディアワークス文庫)

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