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2011年5月22日 (日)

読了『星空に魅せられた男 間重富』

いつのまにか「江戸の天文観測三部作」としてくくられていました。岡崎ひでたか著『天と地を測った男 伊能忠敬』、鹿毛敏夫著『月のえくぼ(クレーター)を見た男 麻田剛立』、そして今回の鳴海風著『星空に魅せられた男 間重富』。

ここまで読むと、改めてまた『天と地を測った男』を読み返してみたくなります。『星空に魅せられた男』に登場する伊能忠敬は、『天と地を測った男』の主人公とは違った顔を見せていて、それがまた面白くもあり。

個人的に興味をそそられたのは、子どものころに論語を学ばされたことで漢文を読む力がつき、漢訳の天文学書をすらすら読めたというくだりでした。好きでなかった儒学の勉強が、こんなところで役にたつとは……。

中学生の頃、なぜ英語を勉強しなくてはならないのかという疑問に「受験に必要だから」「どこの大学でも英語は必ず受験科目に入っているから」という答えしかもらえませんでした。

インターネットが発達して外国の人と情報交換できる時代になると知っていたら、もう少しは勉強に身が入っていたかも知れません。

読み書き、文法だけの学校英語はダメだ、英会話ができなくては……という説も間違いでした。メールのやり取りなら、発音が悪くてもできます。翻訳される前の洋書を電子書籍で読むこともできます。私の場合は、サトクリフの翻訳のそばに英語の原書をさりげなく置いていてくれたら、なんとか読もうと努力したでしょうに。

三部作並べると、『星空に魅せられた男』というタイトルは、どうもひねりがないと感じてしまいます。べつに間重富でなくても、そこらの天文愛好家でも当てはまりそうな呼び方です。「星空を測る道具を工夫した男」という意味のことを、簡潔なうまい言い回しで表現して欲しい(と、自分では思いつかないくせに、注文を付けます)

自分が子どものころの児童向けの伝記に比べて、今の伝記は格段に面白くなっていると思いました。

星空に魅せられた男 間重富 (くもんの児童文学) 星空に魅せられた男 間重富 (くもんの児童文学)

著者:高山 ケンタ,鳴海 風
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