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2011年7月12日 (火)

『合言葉はフリンドル!』の読後感

アンドリュー・クレメンツの作品『合言葉はフリンドル! 』を、たいへん遅ればせながら読みました。原著は1996年、日本での翻訳は1999年に出ています。

雑誌で紹介されているのを見て興味を感じた記憶があるのですが、地元の県立山口図書館にはこの本が入っていませんでした。

その後、2003年になって開館した山口市立図書館(現在の山口市立中央図書館)に蔵書として入っているのを見て、何度か目を留めはしたのですが、そのまま手に取らずにすませてしまいました。好奇心はもったけれども、それほど期待していたわけではなかったのです。

今は、もっと早く読めばよかったと後悔しています。ストーリーの紹介だけ読んだら、ただの思いつきでしかないような設定が、作品として完成されたものを見ると、終わりまで興味津々で読まされ、結末では胸がじーんとするような佳作となっていました。

話がうまくできすぎている、登場人物がいい人ばかりじゃないか……といった指摘をすることはできるでしょう。でも、この作品はそういう持ち味の作品なのです。うまくいきすぎ、いい人ばかりでも、それが鼻につかない書き方をされています。対象読者が小学校の高学年からということもありますし。

ニックのような子どもの個性をまっすぐに伸ばすことができたなら、いろんな意味で、社会はとても豊かになるだろうと思います。

こんなささやかなネタで、これだけの深い作品を描く作者というのはどんな人なのか、非常に興味を感じています。まだ他にも何冊もの作品が翻訳されているので、図書館で読破したいと思います。

残念ながら今は絶版・品切れ状態になっているようです。復刊リクエストがされていました。是非、復刊してほしい作品です。

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