« 取材するということ | トップページ | 三浦しをん『舟を編む』を読む »

2012年9月 2日 (日)

橋口侯之介『和本への招待』

4月の記事で、中野三敏『和本のすすめ――江戸を読み解くために (岩波新書)』について書いたことがありましたが、今また和本に興味をそそられています。和本そのものよりも江戸時代の出版についての興味から読み始めたのですが。

今、図書館で読みたい本を4、5冊見つけています。その中で先ず読み上げたのが橋口侯之介『和本への招待 日本人と書物の歴史 (角川選書)』です。

どちらの著者も共通して述べていたのが、和本を読むことのできる人間が珍しくなったら(実際、今ではそうなっているのだけれど)、明治初期までの日本文化の伝統が断絶してしまうということでした。それは、資料の少ない素材で歴史物を書きたいと目論んでいる私にとっても、痛切に感じられることでした。過去の書体を読めるようになることは、外国語を学ぶことよりも急を要する重大事ではないかと思えてきました。

当面の目標は江戸時代の出版文化について理解して、時代考証に役立てることなのですが、これらの本の宣伝をして、和本文化の「布教」の片棒を担ぎたい、という思いに駆られています。

« 取材するということ | トップページ | 三浦しをん『舟を編む』を読む »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1235810/46927328

この記事へのトラックバック一覧です: 橋口侯之介『和本への招待』:

« 取材するということ | トップページ | 三浦しをん『舟を編む』を読む »

2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

自サイトへのリンク

メールはこちらから

  • 連絡やお問合せにどうぞ